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2019.10.11

The Tattooist of Auschwitz


The Tattooist of Auschwitz
(64,670語 YL:7.0)

アウシュビッツ強制収容所に収容されたLaleは、収容者の腕に識別番号を彫る、タトゥー職人としての仕事をナチスから任される。彼は自らが番号を刻んだ若い女性Gitaに一目惚れをする。ナチスに認められ、多少の自由がきくLaleは、監視員に賄賂を渡したりしてGitaと会う機会を作る。明日の運命も分からない状況で、二人は次第に愛を育んでいく…。

ナチス収容所の収容者同士の恋愛を描いた物語です。実話に基づく物語だけあって、過酷な収容所の状況が克明に描写されています。目の前で多くの人々が残忍な方法で命を奪われ、幸せな未来を描くのが難しい状況でも愛し合う二人の姿が印象的です。ギリギリのところで難を逃れて、生き延びる二人に奇跡や運命を感じずにはいられません。

評価:★★★★

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2019.10.01

Throne of Glass (Throne of Glass, Book 1)


Throne of Glass
(113,655語 YL:7.0)

残忍で独裁的な王が支配するAdarlan王国に囚われた、若き暗殺者Celaena。過酷な労役を強いられていた彼女にチャンスが与えられる。他の候補者と共に試練に挑み、最後の決戦で勝ち残れば、王国のために動く暗殺者としての仕事を与えられ、4年後には自由になれるという。彼女は試練に挑むが、挑戦者達は次々と不可解な死を遂げる…。

Throne of Glassシリーズの第1巻です。サスペンス要素が多いファンタジーかと思いきや、どちらかと言うとロマンス色が強い作品です。ストーリーも若きCelaenaと、彼女の世話をする衛兵長のChaol、そして王子Dorianの間の関係に重きが置かれています。そのせいもあるのか、主役のCelaenaは過去に何十人も殺めた歴戦の暗殺者という設定にも関わらず、少し隙が多くて大丈夫かな、という印象があります。この作品自体は、これから始まる冒険の序章という位置付けのようなので、今後に期待というところでしょうか。

評価:★★★

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