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2020.01.25

Messenger (Giver Quartet, Book 3)


Messenger
(36,627語 YL:5.5)

村で盲目の男Seerと暮らす男の子Matty。彼の村は、これまで外の社会で困窮する人々を受け入れてきたが、今後はよそ者を受け入れないという方針を決定する。このままではSeerは別の村に住む一人娘のKiraに会えなくなってしまう。MattyはKiraを迎えに行くために森に入って行くのだが、そこは彼の知っている森ではなかった…。

The Giverシリーズの第3巻です。前二作の登場人物が出てきて、物語が繋がりはじめます。第2巻では子供っぽかったMattyがすごく成長して頼もしくなっていますね。いろんな能力を持つ登場人物達が絡み合って、どう物語が完結するのか気になりますね。

評価:★★★

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2020.01.18

Gathering Blue (Giver Quartet, Book 2)


Gathering Blue
(48,032語 YL:5.6)

父も母も失い、独りになった少女Kira。足の不自由な彼女はコミュニティを追放されそうになるが、織物の才能があったため、年に一回の祭典で"Singer"が皆の前で歌うときに着るローブの修復を任される。そのローブには、過去の様々な出来事が描かれていた…。

The Giverシリーズの第2巻です。ディストピア感あふれる前作と全く違い、ファンタジー風の物語です。いろんな謎を残したまま終わるので、ちょっと消化不良な感じですね。前作と今作が、今後どうシンクロしていくのかが興味深いところです。

評価:★★

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2020.01.11

The Giver (Giver Quartet, Book 1)


Hello, Universe
(43,139語 YL:6.2)

家族構成や職業など、何もかもが管理・統制され、規律的で安全に暮らせるコミュニティ。その中で、12歳になったJonasが与えられた職業は、「記憶の伝承者」であった。彼は自らをThe Giverと呼ぶ老人から、過去の記憶を少しずつ受け継ぐが、そこにはJonasが見たことも感じたことも無い記憶が世界が広がっていた…。

The Giverシリーズの第1巻です。安全だけど無味乾燥なコミュニティにいたJonasが、美しさや汚さ、喜びや悲しみにあふれる世界を垣間見て、次第に変わっていきます。物語の前半は風景などの描写もなく、非常に冷たい感じの文章ですが、後半で色鮮やかな世界が広がり、そのギャップが素晴らしいです。もう後戻りはできない状況になったJonasが今後どうなるのか、続きが楽しみな作品です。

評価:★★★★

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2020.01.05

Hello, Universe


Hello, Universe
(45,965語 YL:5.0)

弱気な少年Virgilは、気になる女の子Valenciaに声をかけることもできない。何とかしたいと思い、自称・霊能力者のKaoriの家に向かうVirgilだったが、森の中の井戸に入って出られなくなってしまう。Virgilはこのまま、誰にも見つからずに息絶えてしまうのか…?

特に親しい友達というわけでもない女の子達が、断片的な情報を頼りに、行方不明になった少年Virgilを探すというプロットはなかなかユニークです。ただ、物語の中心であるVirgil自身は井戸に落ちている状態が続くので、ちょっと物語の起伏に欠ける部分もあります。暗闇や恐怖と戦い、己を見つめなおす少年の姿に焦点を当てて楽しむのがいい作品なのかも。

評価:★★★

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2020.01.02

The Alice Network


The Alice Network
(131,515語 YL:9.0)

Charlieは、第二次大戦中に行方不明になった従姉のRoseを探す旅に出た。手がかりの1つは、ロンドンに住むEveという女性。しかし、そのEveは第一次大戦中のイギリスのスパイだった。EveはReneという男の消息を突き止めるために、Charlieと一緒にフランスへ渡る…。

大戦中の女性スパイの知られざる戦いの物語です。フィクションではありますが、実話に基づいた登場人物や出来事も出てきます。戦況を左右する重要な情報を入手するという過酷なミッションに、命をかけた女性達がいたという事実には驚かされます。戦時下の状況において、大切な人を守りたいという人間の絆が力強く描かれています。

評価:★★★★

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