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2020.02.28

My Sister, the Serial Killer


My Sister, the Serial Killer
(39,150語 YL:6.0)

看護師Koredeの妹Ayoolaが、また彼氏を殺した。本人は正当防衛と言っているが、これで3人目だ。妹の身を案じて証拠隠滅を図る姉だったが、当の本人の方が全くの他人事のようで…。

ナイジェリアの姉妹が起こした事件を描いたサスペンスです。ゴージャスで自由奔放な妹Ayoolaの尻拭いに右往左往する、真面目な姉Koredeの姿は、サスペンスを通りこして喜劇的にも見えます。苦労の絶えないKoredeについつい同情してしまいそうな作品です。

評価:★★★

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2020.02.24

When You Reach Me


When You Reach Me
(39,247語 YL:4.1)

12歳の女の子Mirandaは、図書館の本に挟まっていた手紙を見つけた。「私は、きみの友達と私自身の命を救うためにやってきた。あなたにお願いがある。私に手紙を書いてほしい…。」その後も奇妙な手紙は様々な方法でMirandaのもとに届くのだが、その意味するところは一体…?

微妙な友達関係だったりとかが重要な、思春期ちょっと手前のごく普通の女の子の生活のすぐ側で、実は想像もつかないことが起こっているというプロットが秀逸です。何でもないように散りばめられた伏線の回収具合も見事な、良質児童書ですね。

評価:★★★★

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2020.02.22

The Seven Deaths of Evelyn Hardcastle


The Seven Deaths of Evelyn Hardcastle
(148,480語 YL:9.0)

「Hardcastle家の娘Evelynが、今夜パーティーで殺される。お前は8人の関係者に憑依して、犯人を見つけなければならない。できなければ、同じ日を永遠に繰り返すのだ…。」世にも奇妙な謎解きゲームの幕が開く…。

とにかく設定が奇抜なサスペンス・ミステリです。複数のパーティー参加者に憑依して、同じ事件の日を別の視点や立場から繰り返し経験することで、情報を集めたり、出来事を変化させたりします。人間関係や時間軸など、あらゆる要素が複雑に絡み合って、ストーリーが紡がれていきます。何度もゲームオーバーを繰り返しながら、少しずつ謎解きを進めていく、アドベンチャーゲームのような面白さのある作品です。

評価:★★★★★

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2020.02.04

Son (Giver Quartet, Book 4)


Son
(71,195語 YL:5.5)

社会から子供を産む役目を与えられたClaire。しかし1人目の子供Gabeを産んだ後、その役割を外されてしまう。彼女は育成施設に預けられたGabeに度々会いに行くが、ある日Gabeが外の社会に連れ去れられてしまう。再びGabeに会いたいと願うClaireが取った行動は…。

Giverシリーズの最終巻です。今回のテーマは母と子の絆、愛でしょうか。子供に会うためには何を失っても惜しくないというClaireの強い気持ちが描かれています。シリーズを通じて「大切な人を守りたい」という愛情が伝わってきます。ただ、ストーリーの一貫性はあまり感じられず、短編オムニバスを読んでいるような感じがしました。いろんな謎が残ったまま完結しているような感じで、ちょっと消化不良な印象を持ちました。

評価:★★

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