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2020.05.10

The Dark Forest (The Remembrance of Earth's Past Trilogy, Book 2)


The Dark Forest
(196,620語 YL:9.0)

400年後に、宇宙人が地球を侵略しにやってくる。地球人は対策を立てようとするが、地球人の行動は全部宇宙人に筒抜けだった。隠せるのは頭の中にあるアイディアだけ。そこで地球人が取った作戦は…?

「三体」三部作の第二作です。前作からさらにスケールアップして、時間的にも空間的にも物語が広がっていきます。宇宙人迎撃の様々なアイディアと、それを阻止するための組織の頭脳合戦は非常に読みごたえがあります。宇宙開発などのSF要素も満載ですが、終末の日を目の前にして、戦ったり逃げたり、悩んだり絶望したりする人々の人間ドラマの描写も見事です。

評価:★★★★

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2020.05.03

Scribdで調べた英単語の日本語訳をAnki用に自動保存するショートカット

以前、Ankiの神様と呼ばれるサシシさん(@sashishi_EN)が、iOS用に内蔵辞書で調べた英単語の意味を自動的に保存する拡張機能を作られていました。


 






 


自分もこの機能が欲しかったので、真似をしてScribd用の機能を作ってみました。車輪の再発明万歳!(笑)


 


動作としては以下のような感じです。まずiPad上のScribdで調べたい英単語を選択してshare。次にshareの対象を自作したワークフロー(Anki-dict)に指定。ワークフローが実行されると、iPad上では選択した英単語の意味が表示され、Dropbox上の指定したテキストファイルには、英単語と日本語訳がセミコロン(;)区切りで自動保存されます(Ankiでそのままインポートできる形式)。



ワークフローの定義はこんな感じ。


Ankidict


 


それぞれのステップでは以下のような動作をしています。



  1. 選択されたテキスト情報を取得。

  2. Scribdの場合は、テキストの中のダブルクォーテーション(")内に調べたい単語が含まれるので、ダブルクォーテーションに囲まれた文字列を抽出。

  3. 文字列からアルファベット部分のみを抽出(ダブルクォーテーションを削除)。

  4. 抽出した単語を変数wordに代入。

  5. 抽出した単語(変数wordの値)を内蔵辞書で検索して表示。

  6. 抽出した英単語をMicrosoft Cognitive Serviceで日本語に翻訳。(内蔵辞書の情報はテキストとして抽出できないので)

  7. 英単語とその翻訳結果をセミコロン(;)で結合したテキストを生成。

  8. 生成したテキストをDropboxの指定したテキストに追記。


これでScribdによる洋書読書とボキャビル強化が並行できそうです。素晴らしいアイディアを下さったサシシさん、ありがとうございます!


 

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