Scribdで調べた英単語の日本語訳をAnki用に自動保存するショートカット
以前、Ankiの神様と呼ばれるサシシさん(@sashishi_EN)が、iOS用に内蔵辞書で調べた英単語の意味を自動的に保存する拡張機能を作られていました。
Anki登録めんどくさい問題に終止符を打つべく、iPhoneとiPad用の拡張機能『Aコピー』を作成しました。
一見単に辞書を引いてるだけのようですが、おもむろにパソコンのファイルを開いてみると…なんと辞書を引いた単語の意味と発音記号が勝手に登録されており、このままAnkiに取り込めます! pic.twitter.com/4bIkwqJFMJ
— サシシ (@sashishi_EN) 2019年11月19日
自分もこの機能が欲しかったので、真似をしてScribd用の機能を作ってみました。車輪の再発明万歳!(笑)
動作としては以下のような感じです。まずiPad上のScribdで調べたい英単語を選択してshare。次にshareの対象を自作したワークフロー(Anki-dict)に指定。ワークフローが実行されると、iPad上では選択した英単語の意味が表示され、Dropbox上の指定したテキストファイルには、英単語と日本語訳がセミコロン(;)区切りで自動保存されます(Ankiでそのままインポートできる形式)。
以前、サシシさん(@sashishi_EN)が作られた、iPhoneで調べた英単語が自動でAnki用に保存されるショートカットを、自分も作ってみました。自分の場合は、Scribd & Dropboxで使うバージョンです。
— pandaxford (@pandaxford) May 3, 2020
ショートカットの定義等はこちら。
↓https://t.co/JKQPzrDGnf https://t.co/zL7coys6hj pic.twitter.com/dLuhPbRXW6
ワークフローの定義はこんな感じ。
それぞれのステップでは以下のような動作をしています。
- 選択されたテキスト情報を取得。
- Scribdの場合は、テキストの中のダブルクォーテーション(")内に調べたい単語が含まれるので、ダブルクォーテーションに囲まれた文字列を抽出。
- 文字列からアルファベット部分のみを抽出(ダブルクォーテーションを削除)。
- 抽出した単語を変数wordに代入。
- 抽出した単語(変数wordの値)を内蔵辞書で検索して表示。
- 抽出した英単語をMicrosoft Cognitive Serviceで日本語に翻訳。(内蔵辞書の情報はテキストとして抽出できないので)
- 英単語とその翻訳結果をセミコロン(;)で結合したテキストを生成。
- 生成したテキストをDropboxの指定したテキストに追記。
これでScribdによる洋書読書とボキャビル強化が並行できそうです。素晴らしいアイディアを下さったサシシさん、ありがとうございます!
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