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2020.06.25

Green Requiem


Green Requiem
(19,000語 YL:4.0)
大学助手の信彦がカフェで出会った女性、明日香。彼女は、信彦が子供の頃、山の中で出会った緑色の髪の女の子にそっくりだった。次第に惹かれていく二人。しかし明日香の髪には秘密があった…。

新井素子著のSFラブストーリー「グリーン・レクイエム」の英訳版です。切ない恋愛とSFテイストのミックスが絶妙です。ショパンを聴きながら読みたくなる一冊。

評価:★★★★

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2020.06.20

The Life We Bury


The Life We Bury
(72,935語 YL:8.0)

大学生のJoeが与えられた宿題は「知らない人にインタビューをして、その人の人生を短くまとめる」というものだった。彼が対象として選んだのはCarlという男性。Carlは過去に殺人犯として有罪判決を受け、癌で余命短い身を療養所で暮らしていた。しかし、インタビューが進むにつれ、意外な過去が次々と明らかになる…。

1人の殺人犯の人生を巡るサスペンスです。Carlや関係者の証言が、Joeをどんどん思わぬ方向に導いていきます。Joeが事件の真相を突き止めるのが先か、それともCarlの命が尽きるのが先か、スリリングでスピード感のある展開は、読みごたえがあります。

評価:★★★★

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2020.06.07

Death's End (The Remembrance of Earth's Past trilogy, Book 3)


The The Dark Forest
(253,895語 YL:9.0)

膠着状態にあった地球人と三体星人。しかしついに三体星人の地球侵略が始まった。追い詰められる地球人達。起死回生の手段はあるのか。地球と宇宙の運命の行く末は…?

「三体」三部作の完結編です。「地球人対三体星人」というこれまでの構図を大きく覆す程のスケールアップで物語が進みます。我々の持つ常識的な物理法則の域を超えたストーリーは、SFというよりはむしろファンタジーに近いようにも見えます。時空を超えた、かつてない程の壮大さで繰り広げられる物語を紡ぎ出した、作者の物理科学の知識と無限の想像力には脱帽と言うしかありません。

評価:★★★★

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