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2021.01.31

A Good Girl's Guide to Murder


A Good Girl's Guide to Murder
(100,000語 YL:8.0)

高校生のPipは、学校の課題として5年前に地域で起きた殺人(失踪?)事件について調査を開始する。忽然と姿を消した高校生のAndieと、彼女を殺して自殺したと言われているSalについて調査を進めるうちに、容疑者がどんどん浮かびあがる。しかし、ある日Pipのもとに警告が届く。「詮索をやめろ…。」

高校生が過去の犯罪を暴くサスペンス・ミステリです。学生が学校の課題で殺人事件を調査するという構図は、"The Life We Bury"にちょっと似てるかも。狭い地域の中で複雑に絡み合う人間関係から、少しずつ事実が明らかになっていく部分が読み応えがありますね。結末もなかなか意外性があって良いと思います。

評価:★★★

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2021.01.11

Ever Never Handbook (The School for Good and Evil)


Ever Never Handbook
(30,000語 YL:6.0)

The School for Good and Evilシリーズ番外編。学校の入学案内ハンドブックという形式で、制服や校則、学校生活などの裏設定をカラーイラストで紹介。本編では読者の想像でしかなかった登場人物の姿や学校の様子がビジュアルで見られるのがファンとしては嬉しい。

最初から最後までネタバレ満載なので、少なくとも本編の3巻までを先に読んでから眺めるのがおススメ。

評価:★★★★

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2021.01.04

The Last Ever After (The School for Good and Evil, Book 3)


The Last Ever After
(181,540語 YL:8.0)

Tedrosと結ばれ、故郷の村に戻ってきたAgatha。しかし親友のSophieと結ばれた悪のSchool Masterは、世界を闇に葬り去ろうとする。Sophieを助け、世界を救うために再びおとぎ話の世界に戻ったAgathaとTedros。魔法のペンStorianが紡ぐ彼女達の物語の結末は…?

The School for Good and Evilの第3巻です。宿敵であるSchool Masterとの戦いについに決着の時が訪れます。善と悪の他にも、昔のおとぎ話の主人公たちも入り乱れて、壮大な最終決戦が繰り広げられます。親友であり、恋敵であり、倒すべき相手であるSophieとAgathaの関係がどうなってしまうのか、最後までハラハラしますが、愛情溢れるラストの読後感はとても爽快です。まさに傑作ファンタジー。

評価:★★★★★

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