2023.05.28

The Maid


The Maid
(96,000語 YL:7.0)

高級ホテルのホテルメイドとして毎日働くMolly。彼女が清掃のために部屋に入ると、大富豪のBlack氏がベッドに横たわって死んでいた。第一発見者として事件に巻き込まれるMollyであったが、ホテルに勤める同僚やBlack氏の妻から様々な奇妙な依頼を受ける。掃除が得意なMollyは、彼らの「後始末」の依頼を快く引き受けるのだが…。

周りの空気を読むのが苦手な一風変わった主人公の女性が活躍するコージーミステリ。

評価:★★★

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2022.10.30

The Mystery of the Blue Train


The Mystery of the Blue Train
(80,000語 YL:9.0)

ブルートレインの中で殺人事件が発生。殺されたのは大富豪の娘。しかも持っていた宝石が無くなっていた。「炎のハート」と呼ばれるその宝石の持ち主には悲劇が訪れると言われていたが、名探偵ポアロの推理は…?

評価:★★★

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2022.08.30

The Big Four


The Big Four
(53,750語 YL:7.0)

Poirotの部屋を訪れた錯乱した男。PoirotとHastingsが目を離した隙に、彼はその場で殺されてしまう。どうやら世界を裏で牛耳る4人組"The Big Four"の仕業らしい。真相を追い求めるPoirotであったが、やがてThe Big Fourの魔の手が彼にも伸びてくる…。

ポアロシリーズ長編の第4作目です。巨大犯罪組織vsポアロというこれまでとは違ったスケールの大きな物語が展開します。いつもはHastingsのことを小馬鹿にしているようなPoirotですが、危機的状況下で、PoirotがどれだけHastingsのことを大切に思って信頼しているかという二人の絆・友情が垣間見える作品です。

評価:★★★

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2022.08.20

The Appeal


The Appeal (108,000語 YL:8.0)

アマチュア劇団で、高額な治療薬を購入して難病の女の子を救うための様々なチャリティを行うことに。しかし、資金集めは思った通りには進まず、劇団メンバーからはチャリティ自体が詐欺ではないかとの疑いも出る。そんな中で発生した殺人事件。容疑者は劇団の中にたくさんいるが、果たして犯人は…?

E-mailやSNSの通信記録で物語が構成されており、それらの情報から犯人をあぶり出すという一風変わった構成のミステリです。狭いコミュニティの中での裏表ある複雑な人間関係を、独特の方法で表現しています。ただ、物語のプロットとしては割とストレートで、もう少し大きなどんでん返しが欲しかったところです。

評価:★★★

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2022.07.26

Murder at the Book Club


Murder at the Book Club (54,000語 YL:7.0)

 

お互いにあまり仲が良くない大人の女性達が集まるブッククラブ。会が始まったところでメンバーのToniとKimが口喧嘩。怒ったToniは出て行ってしまう。しかしその後、Toniが他殺体で発見される。そしてさらなる事件がブッククラブを襲う…。

 

ブッククラブを舞台にしていますが、本の話はほとんど無いし、トリックにも全く関係ないのが残念。もうちょっとブッククラブという設定を活かした展開にしてほしかったところ。物語の結末もすこしあっさりし過ぎのような気がします。あまりブッククラブでのお勧め案件でない作品かも(笑)

 

評価:★★

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2022.07.17

The Murder of Roger Ackroyd


The Murder of Roger Ackroyd
(69,136語 YL:6.0)

小さな村で、未亡人であるFerrers夫人が薬物の過剰摂取で亡くなった。彼女との再婚の話も出ていたRoger Ackroyd氏であったが、今度は彼が他殺体で発見される。捜査にあたるのは、探偵稼業を引退して悠々自適な暮らしをしていたHercule Poirot。彼は関係者を一同に集めて告げる。「皆さんは隠し事をしてますね…。」そして次々に彼らの秘密を暴いていく。最後の最後まで秘密を隠し通せたのは誰…?

意外性のあるトリックが光る、アガサ・クリスティの代表作の一つ。

評価:★★★★

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2022.06.16

Moriarty


Moriarty
(67,000語 YL:8.0)

シャーロック・ホームズとの対決で、ライヘンバッハの滝壺に消えたモリアーティ教授。しかし彼は本当に死んだのだろうか?彼と連絡を取っていたある犯罪者を追う、米国の調査員とスコットランドヤードの警部。彼らが最後にたどり着いた真実は…?

アンソニー・ホロヴィッツが描くシャーロック・ホームズのパスティーシュ(二次創作)。ホームズの昔の事件の関係者も多数登場し、シャーロキアンなら楽しめる一冊。

評価:★★★★

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2022.03.30

The Murder on the Links (再々読)


The Murder on the Links
(64,079語 YL:8.0)

名探偵ポアロ第2作。Poirotは依頼人のRenauld氏に会うためにフランスに向かったが、彼は既に殺害されていた。調査をするのはフランスの名探偵Giraud。彼とPoirotの推理対決が展開する。

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2022.02.26

The Mysterious Affair at Styles (再々読)


The Mysterious Affair at Styles
(55,996語 YL:8.0)

名探偵ポアロシリーズを最初から読もうと思い、まず第1作を再々読。最初に出版されたのが1920年ということで、100年近く前の作品になるのですね。「ミステリの女王」の歴史がここから始まったのかと思うと感慨深い作品です。

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2021.06.22

The Inugami Curse


The Inugami Curse
(84,000語 YL:7.0)

横溝正史の「犬神家の一族」の英訳版。一代で財を築いた犬神佐兵衛が他界。彼が一族に残した奇妙な遺言をめぐり、次々と殺人事件が発生。愛憎渦巻く複雑な人間関係に、名探偵金田一耕助の推理が光る。和製古典ミステリの代表作。

評価:★★★★

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