2018.11.04

The Shining


The Shining
(160,973語 YL:9.5)

職を失ったJackは、リゾートホテルOverlookのシーズンオフの冬場の管理人の職を得た。彼は妻Windyと息子Dannyと一緒にOverlookに移り住み、豪雪で外界から遮断された状況での生活が始まった。しかしこのホテルでは過去にも忌わしい事件が起きており、特殊能力を持つDannyは様々な事実を知り、恐怖を抱く。そして、次第にOverlookは彼らに牙をむき始める…。

Stephen Kingの密室サスペンスです。奇怪な事件が次々に起こり、逃げ場の無い状況で恐怖や狂気に駆られる親子を描きます。彼らを追い詰めるものが一体何なのかがなかなか分からない中で進むストーリーが、ますます恐怖を掻き立てます。サスペンス・ホラー好きな人におすすめの一冊です。

評価:★★★

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2018.09.30

Damsel Under Stress (Enchanted Inc., Book 3)


Damsel Under Stress
(97,600語 YL:7.0)

ついに憧れの魔法使いOwenと付き合うことになった、魔法株式会社MSIの社員Katie。クリスマスや新年など楽しいイベントが盛りだくさんの季節。しかしfairy godmotherのEthelindaがキューピッド役にしゃしゃり出てきて、事態を引っ掻き回す。そんな中、MSIの元社員Idrisが新会社を立ち上げて、悪事を企んでいるようなのだが、事件の真相は…?

Enchanted Inc.シリーズ第3巻です。KatieとOwenの恋愛ドラマがストーリーのメインですが、お節介なEthelindaのせいで、2人の仲はなかなか進展しません。ライバル企業の企みを暴くために、Katieが魔法耐性を一時的に失うことになってから、事態は一気に急変します。N.Y.地下のドラゴンとの戦いなど、大都会を舞台にした魔法合戦も見所です。

評価:★★★

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2018.09.16

Carbs & Cadavers (A Supper Club Mystery, Book 1)


Carbs & Cadavers
(63,440語 YL:6.0)

離婚や母親の他界など、つらい出来事が続き、大学教授から故郷の図書館司書になったJames。肥満気味の彼は、街の住民4人と一緒にダイエットクラブFlab Fiveを結成し、減量メニューの実践に励む。そんな中、プレイボーイのBrinkleyが薬物で殺害されるという事件が発生。Flab Fiveのメンバーであり、警察官のLucyとともに、James達も事件の真相究明に取り組むのだが…。

A Supper Club Mysteryの第1巻です。いわゆるコージーミステリですね。主役は肥満の中年男女5人のグループで、事件よりも食べ物に関する描写が多いです。殺人というシリアスな事件にも関わらず、ユーモラスな雰囲気で話が進みます。読んでいるとお腹がすいてくるので、ダイエット中の人は読まない方がいいかも(笑)。

評価:★★★★

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2018.09.06

Less


Less
(72,065語 YL:9.0)

Arthur Lessは中年のゲイ作家。彼の元に、長年付き合って別れた元恋人Freddyから結婚式への招待状が届く。結婚式に出たくないLessは、出席を断る口実として、世界中からの様々な仕事のオファーを全て受け入れることにした。いろんな国を飛び回りながらも、Lessは結婚式を迎えるFreddyに思いを馳せる…。

旅する傷心の独身中年ゲイ男性の悲哀を描いた作品です。いろんなトラブルがある中でも賞を受賞したり、愛人(?)を作ったりするなどのドラマがあります。いろんなイベントに右往左往するLessを喜劇的に描いた作品かもしれないけど、ちょっと自分のテイストには合わなかったみたい。文章もかなり難し目。

評価:★★

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2018.08.17

What Happened


What Happened
(146,450語 YL:9.0)

アメリカ大統領選挙でドナルド・トランプ氏に敗れたヒラリー・クリントン氏の回顧録。彼女が米国を導くべく、どのように戦って、そして敗れたのかを回想しています。家族や友人、仲間達や支持者との心温まるエピソードが溢れる一方で、トランプ氏や彼と繋がりがあると考えられているロシア、そしてクリントン氏の私用メール問題ばかりを取り上げたマスコミに対しては非常に辛辣な意見を述べています。

政治家がどんなに崇高な未来を描いていたとしても、選挙中に聞こえるのが相手の中傷合戦というのは、虚しい現実を突きつけられているような気がします。経済や雇用、安全保障や差別、環境などいろんなことを考えなければいけない時に、有権者に聞こえてくるのは「ヒラリーは嘘つきだ。私用メールが公開されたらすぐに逮捕されるに違いない」とか「トランプは女性蔑視でロシアと繋がっている。大統領の資質はない」という話ばかりで、結局は「アイツに投票するとヤバいから自分に投票してくれ」という話ばかりですね。日本でも「〇〇政治を許さない」という声を上げている人は多いけど、その人達がどんな日本の未来を描いているのかはよく分かりません。有権者の側が、しっかりと情報を収集し、賢い選択をしなければならないと感じます。

「ガラスの天井」を破るべく戦い、そして大きな敗北を喫した一人の女性の物語として、十分な読み応えがあります。

評価:★★★★

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2018.07.31

The Lock Artist


The Lock Artist
(123,909語 YL:7.5)

とある出来事がきっかけで喋れなくなった少年Michael。しかし彼には様々な鍵を開けられるという特殊な能力があった。それに気づいた大人達は彼を利用しはじめる。雇われ解錠師として様々な犯罪に関わり、幾多の危険な目にあうMichaelだったが、愛するAmeliaのためにも、もう後には退けなかった…。

犯罪に染まっていく少年解錠師を描いたサスペンスです。様々な場面で繰り広げられる金庫破りのシーンは緊迫感にあふれ、スリリングで読みごたえがあります。また、恋人のAmeliaとの関係も非常に繊細に描かれており、言葉を発することのできないMichaelが、絵を描いてAmeliaとコミュニケーションをとるシーンがとても印象的です。

犯罪に加担する苦悩や、Ameliaに対する想いなど、言葉には出てこないMichaelの感情が緻密に表現されています。米国エドガー賞受賞も納得の作品です。

評価:★★★★

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2018.06.03

The Power


The Power
(105,560語 YL:8.0)

世界中の女性たちが、突如強力な電撃攻撃能力を持ち、大の男も素手で倒せるようになった。抑圧されていた女性達は立ち上がり、腕力という最大のアドバンテージを失った男性も反撃する。政治や宗教、紛争など様々な場面で、男性と女性のパワーバランスが変わった世界を描く。オバマ前大統領もお勧めの1冊。

評価:★★★

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2018.05.03

Dark Matter: The Private Life of Sir Isaac Newton


Dark Matter: The Private Life of Sir Isaac Newton
(107,360語 YL:9.0)

Christopher Ellisは、ロンドン塔の造幣局に勤めるIsaac Newtonのアシスタントになった。Newtonはそこで通貨偽造などの監視を行っていた。そんな中、Ellisの前任者が堀の中で他殺体として発見される。NewtonとEllisはその真相解明に乗り出すが、さらに多くの被害者が出る。果たして犯人の目的は何か…?

万有引力の法則で有名なIsaac Newtonを主人公にしたミステリです。彼の洞察力が自然界の法則だけでなく、殺人事件にまで応用されるところがユニークです。主人公のNewtonとアシスタントで語り手のEllisの関係は、まるでホームズとワトソンのような関係ですね。

評価:★★

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2018.04.05

A Street Cat Named Bob


A Street Cat Named Bob
(64,120語 YL:5.5)

薬物中毒(リハビリ中)で、無職のストリートミュージシャンJamesが野良猫Bobと出会い、人生を変える姿を描いた自伝です。JamesはBobとの生活のために音楽を諦め、薬物を克服し、人生の新たな一歩を少しずつ踏み出していきます。愛する者を守りたいという気持ちは、こんなにも人を強くするものかと驚かされます。

評価:★★★

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2018.02.12

Wherever You Go, There You Are


Wherever You Go, There You Are
(92,720語 YL:7.0)

マインドフルネス、瞑想の考え方について述べた本です。今、この瞬間に集中し、物事をありのままに見つめることの大切さについて教えてくれます。自分の今の立ち位置をしっかり把握することで、次に進むべき道が見えてくるなど、物事のとらえ方などについて参考になる考えが沢山乗っています。”Nothing can bring you peace but yourself”という一文がすごく印象に残りました。

評価:★★★★

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