2024.08.25

Fall of the School for Good and Evil

Fall of the School for Good and Evil
(80,000語)

混乱に陥るThe School for Good and Evil。予言は告げる。学校を統べるSchool Masterになれるのはただ一人。善のRhianか、悪のRafalか、それとももう一人の候補者か…?

"The school for good and evil"のプレストーリー(後編)です。本編のラスボスと言えるRafalがいかにRafalになったのかの真実が語られます。でも主役はちょっとPeter PanやHookに持っていかれている感じ。

評価:★★★

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2024.02.12

Battle of the beast (The Beast and the Bethany, Vol.3)

Battle of the beast (The Beast and the Bethany, Vol.3)
(50,000語 YL:6.0)

The Beast and the Bethanyシリーズの第3巻。三度怪物に相見えることになった問題児BethanyとEbenezer氏。しかし破壊の限りを尽くしていた怪物がなぜかおりこうさんに?怪物は本当に改心したのか、それともこれは罠なのか…?怪物の扱いを巡って二人の関係に亀裂が入る…。

評価:★★★

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2024.01.04

Revenge of the Beast (The Beast and the Bethany Vol.2)

Revenge of the Beast (The Beast and the Bethany Vol.2) (68,000語 YL:6.0)

 

見事怪物を倒した問題児BethanyとEbenezer氏。しかし物語はまだ終わっていなかった。怪物からもらったものを全て捨て、良いことをして過ごそうとしたBethanyだったが、世間の人達の目は冷たく、なかなかうまくいかない。そんな中で、Bethanyの無二の親友でもあるオウムのClaudetteに異変が…。

 

The Beast and the Bethanyシリーズの第2巻です。1巻では超問題児だったBethanyがちょっとおりこうさんになっていたのが個人的には少し残念ですね。それでも、ユーモラスなストーリーの中で、Bethany、Ebenezer、Claudetteの奇妙な絆がしっかりと描かれています。

 

評価:★★★

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2023.12.02

Rise of the School for Good and Evil


Rise of the School for Good and Evil
(92,000語)

善と悪の学校を統べる二人のSchool master、RhianとRafal。彼らは善と悪のバランスを保っていたが、盗みをはたらく少年Aladdinが善の学校に入ってからバランスが崩れ始め、彼らの絆に綻びが出てくる。善と悪の学校の行く先は…?

"The school for good and evil"のプレストーリー(前編)です。本編では強大な敵役として登場したRafalの若かりし頃(不老不死ですが)の姿が見られます。もともとEvilの学校のSchool Masterなのですが、悪役というよりは悩める青年のような描かれ方です。これがどう本編につながっていくのか、後編が気になりますね。本編ファンは読むべき作品。

評価:★★★

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2022.09.22

The Beast and the Bethany


The Beast and the Bethany
(60,000語 YL:6.0)

御年511歳のEbenezerは、彼が飼っている「怪物」がくれる薬で若さを保っていた。しかし、その怪物が「人間の子供が食べたい」と言い出した。薬をもらえないと死んでしまうEbenezerは、孤児院からBethanyという問題児を引き取り、怪物に食べさせることにしたのだが…。

気弱な悪者(?)と問題児の女の子が織りなすファンタジーです。最初は「怪物に食べられても良心が痛まないように」と問題児Bethanyを生贄にしようとしたEbenezerでしたが、段々と愛着がわいてきたり、逆にBethanyの方も、Ebenezerへの反抗心が薄れてきたりとか、2人の関係の変化が面白いです。また、500年以上生きてきたEbenezerが死の淵に立たされた時に、「良い人生とは」という問いに気づくなど、なかなかに深いテーマを描いている良作です。

評価:★★★★

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2022.01.21

Nightbooks


Nightbooks
(60,000語 YL:6.0)

ホラー作品が大好きなAlexは、同じマンションの4解に住む魔女Natachaに捕えられてしまう。このまま彼は殺されてしまうのか?しかしそこに誰からか助言が。「魔女は怖い話が好き…。」そこでAlexは、毎晩Natachaに「怖い話」を語り続ける。さながら、アラビアンナイトのシェーラザードのように…。

ストーリー本編の中に、Alex創作のとっておきのホラー話が作中作としていくつも入っているので、一粒で二度美味しいような作品です。

評価:★★★

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2021.10.16

One True King (The School for Good and Evil, Book 6)


One True King
(160,000語 YL:8.0)

"One True King"になるというSnakeの野望を阻止するために戦うTedoros。与えられた3つの試練を乗り越えることができるのか。そして次第に明らかになるSnakeの正体とCamerot王国の大きな秘密。AgathaとTedrosの"Ever After"の行方は…?

The School for Good and Evilシリーズの完結編です。Camerot王国をSnakeの魔の手から救うべく、School for Good and Evilの仲間達が奮闘します。どのキャラクターも好き勝手に大暴れしてくれるので、最後の最後までハラハラドキドキが続きます。物語が完結してしまうのが惜しいくらいの作品。また新作出してくれないかな。

評価:★★★★

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2021.09.10

A Crystal of Time (The School for Good and Evil, Book 5)


A Crystal of Time
(172,000語 YL:8.0)

奪われたCamerot王国。Tedorosは捉えられ、Agathaは逃げる。Arthur王の長男を名乗る男は、Tedrosの処刑にかかる。The School for Good and Evilの仲間達とTedorosを救うべくCamerotに向かったAgathaだったが、そこには悲劇が待ち受けていた…。

The School for Good and Evilシリーズの第5巻です。これまでになく強力な敵からCamerot王国を取り戻すべく、Agatha達の奮闘が続きます。Arthur王の知られざる過去や敵の正体についても徐々に明らかになり、クライマックスに向けてストーリーがどんどん盛り上がっていきます。最終巻も期待できそう。

評価:★★★★

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2021.08.02

Quests for Glory (The School for Good and Evil, Book 4)


Quests for Glory
(160,515語 YL:8.0)

ついにTedrosがCamerot王国の国王になる日。しかしその即位の日に大失態。彼は埋もれた聖剣Excaliburを引き抜くことができず、王位継承はお預けに。そんな中、School for Good and Evilの4年生が様々な地域で挑戦している試練に異変が。そこには邪悪な「スネーク」の姿があった。そんな中、颯爽と現れてTedros達を助けた謎の「ライオン」の正体は…?

The School for Good and Evilシリーズの第4巻です。1巻から続いてきた「善と悪」「男と女」「新と旧」といった様々な対立軸。今回は「真実と嘘」の軸を中心に物語が進みます。学校を飛び出して別の王国にまで冒険の幅が広がり、さらにダイナミックなストーリーが展開します。3巻で物語に一区切りがついた雰囲気の作品でしたが、新章もどんどん面白くなってきそうです。

評価:★★★★

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2021.03.17

Aristotle and Dante Discover the Secrets of the Universe


Aristotle and Dante Discover the Secrets of the Universe
(65,105語 YL:7.0)

あまり友達のいない15歳のAristotleは、プールで少年Danteと出会う。2人は意気投合するが、Danteは家庭の都合で1年間引っ越すことになった。手紙のやりとりの中で、DanteはAristotleに告白する。「僕は男の子が好きなんだ…。」戸惑うAristotleの反応は…。

80年代の同性愛者の男の子の物語です。おそらくは今ほどLGBTに対して理解が進んでいない時代における、少年の苦悩が描かれています。繊細な心理描写は読み応えはあるのですが、物語の大半が2人の少年の関係に充てられているので、ちょっとストーリーの広がりに欠けるようにも思います。

評価:★★★

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