Gallows Court (Rachel Savernake, Book 1)
Gallows Court
(104,000語 YL:9.0)
1930年代のロンドンで、連続する不審死。その裏で暗躍する、元判事の娘Rachel Savernake。彼女の秘密を探ろうと奔走するタブロイド記者Jacob。しかし不審死は続き、Jacob自身にも危機が迫る。ミステリアスでダークなヒロイン、Rachelの真の目的とは…?
Gallows Court
(104,000語 YL:9.0)
1930年代のロンドンで、連続する不審死。その裏で暗躍する、元判事の娘Rachel Savernake。彼女の秘密を探ろうと奔走するタブロイド記者Jacob。しかし不審死は続き、Jacob自身にも危機が迫る。ミステリアスでダークなヒロイン、Rachelの真の目的とは…?
Five Survive
(100,000語 YL:7.0)
キャンピングカーで旅を楽しむ若者6人。しかし車は人里離れたところで立ち往生。そして闇夜の中から撃ち込まれる銃弾。犯人は彼らに告げる。「秘密を持っている1人を差し出せ。そうすれば残りは助けてやる。」死ぬのは1人、生きるのは5人。奇妙な「半密室」の状態で、疑心暗鬼の夜が更ける…。
"A Good Girl's Guide to Murder"の作者によるサスペンスです。キャンピングカーという狭い空間で、生き残りを懸けた恐怖の人間ドラマが展開します。次々に明かされる若者達の「秘密」に、最後まで目の離せない展開が続きます。
評価:★★★★
As Good As Dead
(140,000語 YL:8.0)
これまでにも難事件を解決してきた高校生のPip。しかし過去の事件がトラウマになり、苦しむ日々を送る。そんな中、彼女に対する脅迫めいたメッセージが送られる。「お前がいなくなったら、探してくれる人はいるのか?」そしてPipに危険が迫る。絶体絶命のピンチの中で、彼女が下した決断は…?
"A Good Girl’s Guide to Murder"シリーズ第三巻、完結編です。第一巻からは想像もつかなかったような、かなりショッキングな展開なので、賛否が大きく分かれる作品だと思います。個人的には、どちらかというと物語としてはこういう展開はアリかも、と思う派です。いずれにせよ、真実を追い求めることや、正義とは何かについて考えさせられる作品です。
評価:★★★★
The Butcher
(88,000語 YL:7.0)
誰からも尊敬されていた元警察署長の祖父から家を譲り受けたMatt。しかしリフォームの際に裏庭から掘り出されたのは、祖父が犯した数々の残忍な犯罪の証拠。しかしこれは、さらなる惨劇の幕開けに過ぎなかった…。
猟奇的連続殺人事件を描くサイコサスペンスです。犯人である元警察署長のEdwardの犯行がとにかく大胆不敵で圧倒されます。
評価:★★★
Good Girl, Bad Girl
(92,000語 YL:8.0)
保護施設で暮らしていた少女Evie。彼女の面倒を見ることになった精神分析医のCyrusであったが、同時に殺人事件の捜査を担当することになる。その被害者は15歳のJodie。将来を嘱望されたフィギュアスケーターであり、理想の女の子として評判だった。しかし、捜査が進むにつれて、彼女の意外な側面が露わになってくる…。
精神分析医が心理捜査で活躍するサイコサスペンスです。凄惨な事件の生き残りであるEvieと、家族を身内に惨殺されたCyrusが、奇妙なタッグを組みながら事件の真相に迫ります。どの登場人物にも裏表があり、平穏の仮面に隠された闇が見事に描かれた良作です。
評価:★★★★
Good Girl, Bad Blood
(104,000語 YL:8.0)
1年前、Andieの失踪事件を解決した高校生のPip。その時周囲の人達を危険にさらしたため、もう二度と探偵の真似事はやらないと誓う。しかし友達から兄のJamieを探して欲しいと頼まれ、仕方なく引き受けてしまう。そして、小さな町Little Kiltonは再び事件の舞台となる…。
"Good Girl's Guide to Murder"の続編です。一度は捜査をやめると誓ったPipの行動がどんどんエスカレートして大変です。Good Girlはどこへやら。SNS等を駆使して情報発信・収集するあたりは、イマドキな感じがして面白いですね。前作は5年前の事件の捜査でしたが、今回は現在進行形の事件ということで、また違った面白さがあります。
評価:★★★★
An Anonymous Girl
(116,000語 YL:8.0)
高額な報酬目当てに、大学教授Dr.Shieldsが行う倫理観調査研究に協力することにしたJessica。彼女は、画面越しのインタビューのいろんな質問に対し、自分の正直な考えやプライベートな出来事を隠すことなく答える。しかし、この調査の本当の目的は…?
非常に高度な心理戦が展開されるサイコサスペンスです。凶器や暴力のシーンなどはほとんど皆無で、真綿で首を占められるようなキリキリとした「言葉による攻防」が楽しめます。
評価:★★★★
A Good Girl's Guide to Murder
(100,000語 YL:8.0)
高校生のPipは、学校の課題として5年前に地域で起きた殺人(失踪?)事件について調査を開始する。忽然と姿を消した高校生のAndieと、彼女を殺して自殺したと言われているSalについて調査を進めるうちに、容疑者がどんどん浮かびあがる。しかし、ある日Pipのもとに警告が届く。「詮索をやめろ…。」
高校生が過去の犯罪を暴くサスペンス・ミステリです。学生が学校の課題で殺人事件を調査するという構図は、"The Life We Bury"にちょっと似てるかも。狭い地域の中で複雑に絡み合う人間関係から、少しずつ事実が明らかになっていく部分が読み応えがありますね。結末もなかなか意外性があって良いと思います。
評価:★★★
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