2014.09.18

Palace of the Damned
(The Saga of Larten Crepsley, Book 3)


Palace of the Damned
(43,135語 YL:5.0)

船上の船員達を皆殺しにし、たった一人残った赤ん坊を抱いてグリーンランドに降り立ったCrepsley。極寒の大地を彷徨い、何者かに導かれるようにたどり着いたところは、伝説のヴァンパイアの墓であった。そこでクレバスに落ちそうになったCrepsleyを助けたのは、Desmond Tiny。彼はヴァンパイア達の運命を弄んでいるのか…?

The Saga of Larten Crepsleyの第3巻です。Larten Crepsleyは今回もいろんなところをさまよいます。場面がころころ変わって面白いですし、彼の惚れっぽいところがすごく出てますね。前巻ではMalora、そしてこの巻ではArraとAlicia。男臭さ全開のダレンシャン本編に比べ、恋愛がクローズアップされているような気がします。まだお子ちゃまなDarrenが主人公の本編と違い、オトナの魅力で読者をひきつけるLartenといったところでしょうか。本編の方でも重要な登場人物であるGavnerやKurdaの若かりし頃が見られるのも、本編のファンとしては嬉しいところです。

評価:★★★

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2014.03.16

Ocean of Blood
(The Saga of Larten Crepsley, Book 2)


Ocean of Blood
(43,675語 YL:6.0)

夜の街を闊歩したり、戦場で仲間達と血をすすりながら暮らしていたLartenであったが、Vampire Mountainに戻り、師であるSebaのもとで修行を再開する。しかし、このままVampire Generalになることに疑問を感じていたLartenは、再び外の世界に出る。果たして、彼が歩むべき道はどこにつながっているのか…。

The Saga of Larten Crepsleyの第2巻です。自分の人生に悩み苦しむLartenの姿が描かれています。自分はどこで何をすべきなのかを見つけることができず、さまよい続けます。ストーリー的にも起承転結がはっきりしている訳ではないので、ちょっと中だるみ的な印象を受けました。Lartenの頬の傷の理由が明らかになるなど、Saga of Darren Shan本編につながるエピソードがあるのは面白いですけど。

それにしても、ヴァンパイアの経済活動ってどうなっているのでしょうね。Lartenは夜の街で酔っ払い達からスリを繰り返したり、Cirque Du Freakで働いていたりしましたけど。やっぱりGeneralやPrinceになって一族を統べるというのが、一番の出世コースなのでしょうね。それ以外にヴァンパイアの適職っていうと何でしょうね?昼間に出歩かない夜型の作家さんや漫画家さんなんかがいいのかな。あとは意外にコンビニで夜勤しているお兄さんがヴァンパイアだったりして(笑)。

評価:★★

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2013.11.24

Birth of a Killer
(The Saga of Larten Crepsley, Book 1)


Birth of a Killer
(53,000語 YL:6.0)

子供ながらに工場で働かされていたLarten。彼の親友Vurは、皆の前で工場長に殺されてしまう。怒りにかられたLartenは工場長を殺害し、逃亡する。行くあてのない彼は墓地に身を隠すが、そこに現れたのはヴァンパイアのSeba Nileだった。Lartenは人間の世界を捨て、Sebaのアシスタントとなることを決意する。そして彼はヴァンパイアとなり、闇の世界での人生を送ることになる…。

The Saga of Larten Crepsleyの第1巻です。The Saga of Darren Shanの物語以前のLartenの姿が描かれています。The Saga of Darren Shanの中では、主人公Darrenにとって、親友のような、父親のような存在であったLartenの若き日々を見られるというのは、少し奇妙な感じですね。当たり前ですが、彼にも若かりし頃があったのねー、などと感じてしまいます。

Lartenの他にも、SebaやVanchanなど、ダレンファンには懐かしい面々が多数登場してくるのが嬉しいですね。でもストーリー的に言うと、Murloughとの対決以外に見せ場が少なくて少し残念。次巻に期待しましょう。

評価:★★★

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2013.02.14

Uncle Montague's Tales of Terror


Uncle Montague's Tales of Terror
(60,000語 YL:7.0)

EdgarはMontagueおじさんの家で、いろいろな話を聞いた。登ってはいけない木に登った少年、悪魔に取りつかれた子供、幽霊の出る家…。どの話も悲惨な結末ばかり。おじさんはこれらの話が作り話ではないと言う。それでは、おじさんはどうやってこれらの話を知ったのだろうか…?

短いホラー話のオムニバスですが、ただの短編集ではなく、老人が少年に語りかけるという形式で話は進んでいきます。どの話もなかなかに薄気味悪くていい感じです。全般的に、「好奇心から余計なことに首を突っ込んでしまったために起こった悲劇」というタイプの話が多いですね。個人的には、「願いを叶える絵」を見つけた女の子の哀れな姿を描いた"The Gilt Frame"が好きです。

所々に挟まれる不気味なイラストも、効果的に薄気味悪さを増幅させています。物語の雰囲気を知りたい人は、公式サイトをチェックしてみて下さい。

評価:★★★

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2012.12.05

Sons of Destiny
(The Saga of Darren Shan #12) (再読)


Sons of Destiny
(47,000語 YL:5.4)

The Saga of Darren Shanの第12巻を再読しました。いやー、いいラストですね。DarrenとSteveの対決。たとえ勝ったとしても絶望的な未来が待っている。生まれる前から定められた運命に、最後の力を振り絞って抗うDarren…。カッコ良すぎですね。タイトルも"Sons"と複数形になっているのがまたニクイです。第1巻のはじめから、このラストにつながる伏線が準備してあったかと思うと、そのプロットの深さに脱帽です。

シリーズを通してみると、所々で多少の難はあったとしても、とても楽しめる作品ですよね。Crepsleyをはじめ、奇抜で魅力的なキャラクターも多数登場しますし、3巻ずつで1つの区切りになっているという構成も分かりやすいです。残酷なシーンやグロテスクなシーンも多々ありますが、それでも子供を含む多くの読者に親しまれる魅力にあふれた物語であることは間違いないと思います。

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2012.11.28

Lord of the Shadows
(The Saga of Darren Shan #11) (再読)


Lord of the Shadows
(41,261語 YL:5.2)

The Saga of Darren Shanの第11巻を再読しました。舞台もDarrenの故郷に戻り、Vampanizeとの戦いも最終章に向かって突っ走っていく感じがいいですね。でもプリンスがのんびりサッカー観戦していたり、見ず知らずの子供をシルクに招待してはいけないぞ(笑)。そんなことしてるから、また重要登場人物が一人お亡くなりになってしまうではないか。

第1巻から始まっているDarrenとSteveの「運命」が複雑に絡み合って、まさかこんな展開になろうとは、思ってもみなかったよ、Annie。

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2012.11.21

The Lake of Souls
(The Saga of Darren Shan #10) (再読)


The Lake of Souls
(51,320語 YL:4.7)

The Saga of Darren Shanの第10巻を再読しました。前回読んだのはもうかれこれ6年以上前。内容的にイマイチに感じたこともあり、内容を見事なまでに完璧に忘れておりました。おかげで初読みのような新鮮な気持ち(笑)。

これまでの巻だと、VampireとかVampanizeとか人間とか多彩なキャラクターが出てきたので、作品的に賑やかな感じでしたが、この巻は基本的に「DarrenとHarkatとその他一人」という旅路なので、会話にも広がりがありませんね。物語的にもVampanizeとの戦いとはほとんど関係が無く、「今までの話はどうなったんだよオイ」という欲求不満が募ります。

作者も9巻で重要人物の○○さんを亡き者にしてしまったために、ストーリー展開を考えるのに煮詰まって無理矢理Darren達を異世界に連れて行ったのではないかと邪推しています(笑)。

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2012.10.28

Killers of the Dawn
(The Saga of Darren Shan #9) (再読)


Allies of the Night
(40,000語 YL:5.5)

The Saga of Darren Shanの第9巻を再読しました。Darren達が人間達に追われる身になるというのは新しい展開ですね。しかし、ラストは何回読んでも悲しいですねぇ。「このシリーズの中で、一番辛く悲しい作品は?」と言われたら、自分も含めて多くのダレン・ファンがこの作品を挙げるのではないかと思います。でも、この巻での出来事によって、プリンスであるDarrenに「本当の自立」が迫られることにより、さらなるVampanezeとの戦いへと加速していき、物語も終盤に向かって面白くなっていきますね。

もちろん、一ファンとしては、大きな存在感を示しながらも、道半ばで散っていった「彼」の活躍をもっと見ていたかったと思います。

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2012.10.09

Allies of the Night
(The Saga of Darren Shan #8) (再読)


Allies of the Night
(39,000語 YL:5.5)

The Saga of Darren Shanの第8巻を再読しました。Vampanezeとの戦いの真っ只中にいるDarrenが、突然学校に通うはめになるという設定がちょっとコミカルですね。その後はいろいろ懐かしいキャラクターも出てきてちょっとした同窓会状態(笑)。Crepsleyさんが「字が読めない」という意外な弱点を露呈するなどのエピソードもあり。物語的にはちょっと尻切れトンボな感じがしますが、次の巻で一区切りつくのでよしとしましょう。

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2012.09.09

Hunters of the Dusk
(The Saga of Darren Shan #7) (再読)


Hunters of the Dusk
(38,300語 YL:5.5)

The Saga of Darren Shanの第7巻を再読しました。この巻あたりから、対Vampaneze Lordの話が本格的に盛り上がってきますね。ここまで読んでくると、ご都合主義もだんだん気にならなくなります(笑)。「参加者は3人。チャンスは4回。1回でもチャンスをモノにできたらヴァンパイアの勝ち。それではスタート!」などというルール設定は、ちょっとテレビのバラエティ番組っぽいと言えなくもない(笑)。それはさておき、今回の主役は何と言ってもヴァンパイアプリンスの一人、Vancha Marchですね。ワイルドで野性的で、太陽にさえ抗おうとする無茶なやつ(笑)。キャラ立ちまくってますな。

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