2017.12.07

The Casebook of Sherlock Holmes


The Casebook of Sherlock Holmes
(83,179語 YL:7.0)

シャーロックホームズの最後の作品集。ホームズ自身が語り手となっている作品や、引退後のホームズを描いた作品もあります。ですが、語り手はやっぱりワトソンの方がいいですね。ホームズも、彼自身にしてみれば単純で当たり前の事実を、ワトソンが驚くべき奇跡のように語ってくれるのを、まんざら悪くないと感じているように見えます。

評価:★★★

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2017.11.15

His Last Bow
(Sherlock Holmes)


His Last Bow
(88,000語 YL:7.0)

シャーロックホームズの短編集です。ホームズの最後の事件の物語「最後の挨拶」も収録されています。今回の作品中のホームズは不法侵入や脅迫など、なかなかにアグレッシブ&アウトロー的な部分がかなり出てきているような気がします。

面白かった作品は失踪した女性を探す「フランシス・カーファックス姫の失踪」。ワトソン博士がホームズの代わりにフランスで捜査を進めると思いきや、やっぱりホームズの掌の上で遊ばされていたという構図は非常に愉快です。

評価:★★★

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2017.10.22

The Return of the King
(The Lord of the Rings #3)


The Return of the King
(142,000語 YL:9.5)

指輪を破壊するために旅立ったFrodoであったが、敵につかまり、塔の中で拷問を受けていた。そこに指輪の力で透明になったSamが現れ、Frodoを助け出す。彼らは変装して塔の外に逃げ出すのだが…。

「指輪物語」の完結編です。一言で言うと、とにかく難しい。仲間達も分かれていろんなところで戦ってるし、人や地名などの固有名詞も多いし、ストーリーを追うのがやっとで、あまり物語を楽しむところまでいけませんでした。10年以上多読を続けてきましたが、ここまで読むのに難儀した本はなかなかありません。邦訳版か映画を先にチェックしておけばよかったかな。

評価:★★

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2017.09.11

The Diary of a Young Girl


The Diary of a Young Girl
(82,762語 YL:6.0)

第二次大戦中に、ナチスから逃れてオランダで隠れて暮らしたAnne Frankの日記です。いつ捕まえられてもおかしくない状況で、息を殺して暮らしながらも、恋愛の喜びや、事態の好転への希望なども綴っています。Anneのように多感で才能もある若い女性が、もし自由に世界を飛び回れたら、どんなに素晴らしい人生が送れたのだろうと考えずにはいられません。突如続きが無くなった日記を読むと、本当に胸が痛みます。生前、彼女はジャーナリストか作家になって、自分の作品が多くの人に読まれることを望んでいました。死後に日記が出版されることは、彼女が望んだかたちでは無かったと思います。ですが、彼女の言葉は、きっと彼女が生前に想像したよりも多くの人達に、大きな影響を与え続けているのだと思います。

人種や信条などでの衝突が深まる現代において、もう一度注目されてほしい作品です。

評価:★★★★★

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2017.08.27

Enchanted, Inc.
(Enchanted Inc., Book 1)


Enchanted, Inc.
(99,000語 YL:8.0)

N.Y.で働くKatieは、職場で理不尽な上司に辟易していた。そんな彼女に、新たな仕事のオファーが舞い込む。しかしその会社は、なんと魔法使い達が働く「魔法株式会社」だった。「魔法が全く効かない」という体質を見込まれて転職したKatieは、マーケティングなどで手腕を発揮し始める。しかし、次第に魔法使い同士のビジネス競争に巻き込まれることになる…。

N.Y.を舞台にした魔法使い達の物語です。多数の魔法使いが登場する中で、主役のKatie自身は魔法が全く使えない(それどころか魔法が効かない)という設定が独特ですね。ファンタジーではありますが、Katieと会社の研究開発部門のOwenとの関係など、ロマンスの要素もしっかり押さえてあります。少し大人向けの現代ファンタジーを楽しみたい人にお勧めの作品です。

評価:★★★★

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2017.07.30

A Discovery of Witches (All Souls Trilogy: Vol.1)


A Discovery of Witches
(223,791語 YL:9.0)

魔女のDianaは、オックスフォード大学のボドリアン図書館で、魔法のかかった不思議な本に出合った。しかしその本の秘密を狙う魔女や吸血鬼、悪魔から狙われる身になってしまう。吸血鬼のMatthewもその本を狙う一人であったが、次第にDianaに惹かれるようになり、二人は闇の世界の住人の多くを敵に回して戦うことになる…。

魔女やヴァンパイアが闊歩する現代を舞台にした恋愛ファンタジーです。彼らが人間の中に潜り込んで生活しているという設定はなかなかユニークです。錬金術やら遺伝子やら、歴史や科学のいろんな要素も登場します。舞台もイギリス、フランス、アメリカといろんなところに飛んでいくのですが、ちょっとてんこ盛り過ぎるかな。3部作らしいので、次作以降に期待です。

評価:★★★

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2017.06.16

The Two Towers
(The Lord of the Rings #2) (再読)


The Two Towers
(152,866語 YL:8.8)

「指輪物語」の第2巻を再読。これまで旅をともにしてきたパーティーが3隊に分かれて行動することになります。一番盛り上がるのはやっぱり指輪を持っているFrodoの話。Gollumに道案内をさせて、Frodoと旅を共にするのは、ちょっととぼけた感じのSam。でも彼も格好いいところを見せてくれます。

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2017.05.11

The Fellowship Of The Ring
(The Lord of the Rings #1)(再読)


The Fellowship Of The Ring
(183,992語 YL:9.4)

「指輪物語」の第1巻を再読しました。ホビット、ドワーフ、エルフなどの種族が登場する、この世の全てのファンタジー作品の生みの親ですね。ジャスティス!

初めて読んだのはもうかれこれ6年前。その時もかなり難しく感じたけど、今読んでもやっぱり難しい。6年間で英語力が進歩していないのかな。

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2017.04.01

Happiness: Lessons From A New Science


Happiness: Lessons From A New Science
(47,000語 YL:7.0)

人はどうしたら幸せになれるのか…ではなく、人はどのような状況で幸福感や不幸感を感じるのかを、多角的に分析した本です。言うなれば「幸福感の統計学/生理学/経済学/社会学」という感じでしょうか。

この本では様々な要素が議論されていますが、「自分が周りの人よりも恵まれていないと不幸に感じる」という感じで、結局は相対的な問題が大きいようですね。だから、50年前と比較すると、所得は増えてるし、世の中はどんどん便利になっているのだけど、それは自分も周りも条件は同じなので、幸福感は必ずしも増えていないという感じです。
あと、人々のモビリティが向上すると、いろんなタイプの人が交流するようになるのだけど、それでコミュニティが破壊されることに不安を感じる人が多くなると述べています。10年前の本ですが、現在の世界の保護主義的な動きを予言しているようにも見えます。

一番ためになった教訓は「人間は幸福感と不幸感を同時に感じることはできないので、日々幸せを見つけられれば不幸感はなくなる」というところですね。当たり前のような気もするけど、「不幸だからネガティブになる」という考えから「ネガティブに考えるから不幸感が増す」という考えに切り替えて、ポジティブに生きていきたいものです。

評価:★★★

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2017.03.18

The Hobbit


The Hobbit
(93,352語 YL:9.0)

穏やかな暮らしを送っていたホビットのBilbo。しかしそこに13人のドワーフと魔法使いGandalfがやってきて、恐ろしいドラゴンSmaugに奪われた財宝を取り戻す旅に出ることになる。エルフやゴブリンなど、様々な敵と遭遇しながら進む中、Bilboが偶然見つけた1つの指輪が、彼と仲間の運命を大きく変えることになる…。

J.R.R.Tolkienの「指輪物語」のプレストーリーです。あまり頼りにならないドワーフ達に囲まれて、「何で自分がこんな目に…」と思いながら必死に考えて苦難を切り抜けていくBilboの姿が何ともユーモラスですね。ファンタジーとしてはちょっと難易度が高い部類に入るかもしれませんが、様々なファンタジー作品に影響を与えた作品として、頑張って読んでみる価値は十分あると思います。


評価:★★★

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