2018.12.24

洋書の多読で出会った単語を忘れない方法:Kindle辞書検索履歴と暗記ツールAnkiの連携

洋書を読んでいる皆さん、読書中に「この単語、前も出てきたけど何だったかな…?」と思うことはありませんか?ここでは、Kindleで読書中に意味検索をした英単語の履歴を、日本語訳付きで暗記ツールAnkiにインポートする手順について紹介します。Ankiの使いかた自体は、いろんな人が紹介されていますので、そちらをご覧下さい(こことか)。

1. Ankiの準備

  • AnkiwebのサイトからPCとモバイルデバイスのAnkiアプリケーションをダウンロード&インストール。
  • Ankiwebのサイトからアカウントを生成。
  • AnKindleのインストール:AnkiのPCアプリにログインし、「ツール→アドオン→新たにアドオンを取得」を選択し、コードに 1016931132 を入力し、AnKindleをインストール。Ankindleの詳しい説明はこちら

2. 英和辞書の準備

  • フリーの英和辞書データEJDict(テキスト形式)をここからダウンロード。
  • ここのblog記事を参考に、テキスト辞書データをmdx形式に変換。Phtyonの実行で、UnicodeDecodeErrorが出る場合は、import文の後に下記2行を追加。
    reload(sys)
    sys.setdefaultencoding('utf-8')

3. DB Browser for SQLiteのインストール

  • ここからDB Browser for SQLiteをインストール。

4. Kindleからのデータ取り込み

  • KindleをPCに接続し、Kindle内部のvocab.dbを検索。見つけたらデスクトップなど適当な場所にコピー。
  • DB Browser for SQLiteを起動し、"Open Database"から、コピーしたvocab.dbを開く。"Browse Data"からWORDSテーブルの内容を確認。20181224_132904

  • WORDSテーブルのstemカラム(列)に表示されている単語の中に点(·)が含まれている場合は、"Execute SQL"から下記のコマンドを入力し、実行ボタン(▶︎)を押す。
    UPDATE WORDS SET stem=REPLACE(stem,"·","");20181224_133155

  • 再び"Browse Data"からWORDSテーブルの内容を参照し、stem列に点がないことを確認。
  • Write Changesボタンを押して、変更を保存。DB Browser for SQLiteを終了。

5. AnKindleでKindleデータをAnkiに取り込み

  • Ankiを起動し、ツール→AnKindle→Import Vocabを選択。
  • Kindleアイコンをクリックして、手順4で修正したvocab.dbを選択。Note TypeはAnKindleを選択。Deck Nameには、取り込み先のデッキ名を指定。Optionalでは、手順2で作成したejdic.mdxを指定。 20181224_134309
  • One-Click Importをクリックして、データをインポート。
  • Ankiアプリで確認すると、Kindleで調べた単語が、その出現場所と日本語訳とともに記録されていることが確認できます。 20181224_135515

一応、ここまででKindleで検索した単語のデータを、日本語訳とともに取り込むことができました。Kindleからのデータ取り込み部分は、DB Browserを使うのではなく、スクリプト化などすると、もっと簡単に取り込めるようになるかもしれませんね。ちょっとやってみようかな。

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2012.12.24

Kindle PaperWhite購入!


Kindle PaperWhite


「日本版Kindleの購入は見送ります」と高らかに宣言してからまだ2カ月も経っていないのに、やっぱり我慢できずに買ってしまいました。Kindle PaperWhiteでございます。まあ、クリスマスですし、自分へのクリスマスプレゼントということで(笑)。

Img_4451

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2012.10.31

日本版Kindleの洋書の値段 (その2)

性懲りもなく日本版Kindleの洋書の価格についてです。CNETに以下のようなタイトルの記事が掲載されていました。

「Kindle価格の謎を解く--ジョブズの伝記はなぜ値上がりし、また値下がりしたのか」

上記の記事を読んで、複数の国で発売される電子書籍の価格決定には様々な要素がからんでいることを知りました。

要点としては、以下のような感じでしょうか。

  • 価格は変動する:日本では電子書籍は再販制度の対象ではないので、常に定価で販売されるとは限らない。
  • 価格決定権は契約で決まる:Amazonで販売される電子書籍の価格決定権は、契約によりAmazon側にある場合と出版社側にある場合がある。
  • Amazonは常に国内最安値:該当国において、ある書籍(紙、電子書籍問わず)がAmazonの電子書籍の価格よりも安く売られていた場合は、Amazonも販売価格を最安値と同額にすることができる契約があるようだ(推測)。

なかなか複雑なのですが、とりあえず今後も電子書籍の価格は様々な要因で変動すると考えた方がよさそうですね。そして、もし価格変動があったとしても、ある一時点においてはAmazonが常に最安値になるという契約があるとしたら、Amazonの電子書籍リーダーを選ぶというのは悪くない選択なのかもしれません。

実際、自分が価格調査した範囲でも、たった数日のうちにいろいろ変動がありました。以下は、10月27日と10月31日に価格の変動を調べた結果です。

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(1) Prodigal Son (Dean Koontz's Frankenstein, Book 1)
792円 → 620円 (-172円)

(2) The Lord of the Rings
1670円 → 1413円 (-257円)

(3) Steve Jobs
1748円 → 1546円 (-202円)
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「Kindleの購入は見送る」と言ったばかりですが、少しグラグラ来ている自分でありました(笑)。

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2012.10.27

日本版Kindleの購入は見送ります。

日本版Kindleストアオープンに伴い、洋書の値上が行われたという情報があったので、自分がこれまでKindleで買ってきた洋書がどれくらい値上げになったのか調べてみました。なお、以下では$1=80円として換算しております。現在価格は2012年10月27日の調査結果です。

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(1) The Complete, Illustrated Alice in Wonderland & Through the Looking-Glass
購入時期:2010年10月
購入価格:$3.99 (319.2円)
現在価格:200円
値上げ幅: -119.2円

(2) Prodigal Son (Dean Koontz's Frankenstein, Book 1)
購入時期:2010年10月
購入価格:$8.72 (697.6円)
現在価格:792円
値上げ幅:94.4円

(3) Molly Moon Stops the World
購入時期:2011年1月
購入価格:$7.59 (607.2円)
現在価格:661円
値上げ幅:53.8円

(4) The Lord of the Rings
購入時期:2011年3月
購入価格:$11.78 (942.4円)
現在価格:1670円
値上げ幅:727.6円

(5) Steve Jobs
購入時期:2011年11月
購入価格:$11.99 (959.2円)
現在価格:1748円
値上げ幅:788.8円
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値下げしている作品もあれば、8割以上値上げしている作品もあります。ただ、1,000円以内で購入できていた本が、いきなり1,500円以上になるのはさすがにつらいですね。

というわけで、これからはKindleよりも図書館にお世話になる機会が増えそうなので、新しいKindle Paperwhiteの購入はしばらく様子見ということにしようと思います。フロントライトは確かに魅力的なのですが、現時点で既にKindleを1台持ってますし、iPadのアプリもあります。また、和書をKindleで読みたいという欲求があまり無いので、現時点で日本版Kindleを無理に買う必要はないと判断しました。

新しいKindleを買うのは、Kindleで読みたい本がお手頃な価格でたくさん出てくるのを待ってからでも遅くはないですね。

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2012.10.25

日本版Kindleの洋書の値段

日本版Kindleストアオープンに伴い、洋書の値段が上がったという情報がありました。

というわけで、実際どれくらいの値段なのか見てみました。対象は主に児童書やペーパーバックなどです。
(以下、2012年10月25日に確認)

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(1) And Then There Were None (Agatha Christie)
紙版(マスマーケット):513円
Kindle版:487円

(2) The Sky Is Falling (Sidney Sheldon)
紙版(マスマーケット):773円
Kindle版:1,053円

(3) A Series of Unfortunate Events #1: The Bad Beginning(Lemony Snicket)
紙版(ペーパーバック):685円
Kindle版:475円

(4) Cirque du Freak :The Saga of Darren Shan No.1 (Darren Shan)
紙版(ペーパーバック):898円
Kindle版:608円

(5) Holes (Louis Sachar)
紙版(ペーパーバック):513円
Kindle版:462円
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"The Sky Is Falling"以外は、紙よりもKindleの方が安いですね。値上げ前がどのくらいの値段だったのかは知らないのですが、一般的な児童書やペーパーバックが500円~600円くらいなら、個人的には許容範囲かなぁ、と思っています。

単価の高い技術書などに比べて、安い本は価格上昇の影響が小さいのかな。もう少しいろいろ情報を集めてみよう。

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2012.10.24

日本版Kindleがついに発売!

とうとう、日本版Kindleの発売が決定しましたね!既存Kindleユーザの1人としても嬉しい限りです。

Kindle FireとかFire HDとかいろいろあるけど、自分はやっぱりPaperwhite (もしくはPaperwhite 3G)が欲しいですねえ。自分がKindleを実際に使って感じていた最大の弱点は「画面が暗いこと」でした。最近は節電の影響などで、電車の中などでも十分な光量が得られない場合もありますし、寝そべって読むのが難しいです。これがフロントライトによって解消されると、まさに「最強のゴロ寝読書端末」の誕生ですね!iPadなんかでゴロ寝読書をしようと思ったら、重たすぎるので上腕二頭筋をマッスルに鍛えなければなりません。

「今までamazon.comで買った書籍も読めるのかなー」と思っていたら、ITProのニュースに以下のような米アマゾンKindle担当者コメントが載っていました。

Amazon.comとAmazon.co.jpのアカウントを紐付ける仕組みを提供するので、Amazon.comで買っていたコンテンツを新しいKindleに引き継いで利用することは可能だ。購入済みのコンテンツが無駄になることはない。

なんと素晴らしい(涙)。あとは日本版Kindleで洋書がきちんと購入できることが確認できれば、Amazon.co.jpで予約ボタンをポチッと押すだけですな。楽しみ楽しみ~♪

今週はiPad miniも発表されるわ、Windows8も発売されるわで、IT関連業界は賑やかですね。当事者の人達は食うか食われるかという状況なので、大変でしょうけどね(笑)。

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2011.06.10

Kindleとケルズの書

アイルランドに滞在中、アイルランドの国宝で、「世界で最も美しい本」と言われる聖書写本「ケルズの書」を見に行きました。

Img_2781

図書館に入ると、まずケルズの書にまつわるいろいろな説明があります。歴史、文字、イラストなどに関する説明です。

そして、本物の「ケルズの書」が保存されている小部屋に入ります。そこには、本物のケルズの書がありました。歴史を感じる、とても重厚な感じがしました。

また、小部屋の壁面にはケルズの書のイラストがいくつか飾られていました。その中の1枚の大きな絵の前で、思わず立ちすくんでしまいました。

「ああ、こんな感じの絵、見たことがある…。」

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2010.12.03

Kindleで返本

Kindleで購入手続きをしたものの、どうしてもダウンロードが始まらないコンテンツ(書籍)があったので、Amazonに問い合わせてみました。すると、懇切丁寧な返事が返ってきました。

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2010.11.27

ポケットには、本棚だけですか?

ソニーがついに電子書籍リーダー「Reader」を日本国内に投入しましたね。でも、個人的にはあまり興味がわきませんでした。理由は2つ。値段が高いのと通信機能がついていないことです。

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2010.11.07

Kindleの持ち方(改良編)

以前から悩んでいた「揺れる電車内における片手でのKindleの持ち方」ですが、現時点でベストの持ち方を発見しました。

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